Yoshitaka Sagawa:「居心地の良さ」を作るもの

「居心地の良さ」を作るもの

キーワード

・公共的な空間における私的な領域の生まれ方 ・物や場が、人のふるまいに作用すること ・他人同士の小さなコミュニケーション

参考文献

エドワード・ホール『かくれた次元』 自分のアンテナが反応するものを拾い集めた結果辿り着いた"縄張り"というキーワードを体系的に知り、また他者の事例を知ることで自分自身の見方をより立体的に捉えることに多いに役立った。

概要

自分が感じる「居心地」とは、一体どこからくるのか?落ち着くカフェと、なぜだか好きになれないカフェ。心やすらぐ銭湯と、リラックスできない銭湯。その場の「居心地」を左右する、普段は無意識に感じ取っているような小さな要素を、改めて拾いあげることを試みた。「カフェ」と「銭湯」という2タイプの公共空間をフィールドとしている。カフェは個人経営のものからチェーン店まで、銭湯は複数の町の個人経営店と健康ランドを見ることで「居心地」を構成する要素について考えた。